みなさんこんにちは、大阪(船場・梅田・上新庄)西宮北口にある、マザーシップ保育園です。

最近、家庭をはじめ、保育の現場でも重視されつつある食育。みなさんは、保育園で行っている食育にどんな目的があるのか、ご存知でしょうか。

食育は子どもたちの健康にもつながる大切な役割を担っているため、まずはねらいをしっかりと理解し、年齢や環境に合わせた方法を選んで実践する必要があります。

今回の記事を読むと、以下のことがわかります。

 

・保育園で食育を取り入れるねらい

・おすすめの食育の方法

 

今回は、保育園で食育を行うねらいや方法についてご紹介します。

 

保育園で行う食育のねらいとは

 

保育園で行う食育のねらいは、食事の楽しさを知り、正しい食習慣を身につけてもらうことです。

「食べることは生きること」なので、食事は心と身体の成長に大きな影響を与えます。

厚生労働省が定めた「保育所における食育に関する指針」には、保育で取り組む食育の目標が5つ打ち出されています。

 

1.お腹がすくリズムのもてる子ども

2.食べたいもの、好きなものが増える子ども

3.一緒に食べたい人がいる子ども

4.食事づくり、準備にかかわる子ども

5.食べ物を話題にする子ども

 

これらの目標からも分かるように、食育は、「食」を中心に、人間関係や健康について興味をもつきっかけになる可能性があります。

つまり、食育の目的とは、子どもたちが食を通して命を大切にできるようになることです。

保育園で食育を行う際には、この指針を参考に計画を立てることをおすすめします。

 

おすすめの食育の方法

 

日々、食事のマナーやルールを伝えることも食育で重要ですが、イベントを通して「食」について楽しく学べる機会を設けることも、食事に興味をもってもらういいきっかけになるでしょう。

保育園でのおすすめの食育方法は、次の3つです。

 

・野菜を育てる

・料理に挑戦

・給食当番制を導入

 

それでは、一つ一つ見ていきましょう!

 

野菜を育てる

野菜栽培は、食べ物について理解するためにも、食育にぜひ取り入れたい方法です。

なぜなら、自分たちが普段食べている野菜は、だれかが長い時間をかけて愛情をこめて育てたものだということを実感できるからです。

キュウリやミニトマトなど、プランターで手軽に栽培可能な野菜もあるので、広いスペースが確保できない場合でも問題ありません。

 

料理に挑戦

 

自分たちが育てた野菜や、旬の食材を使った簡単な料理に挑戦してみるのもおすすめです。

お米を研いでおにぎりを作ってみたり、カレー作りに挑戦したりなど、年齢に合わせて内容を考えて行いましょう。

火や刃物を使う場合は、必ず大人が近くで見守り、アドバイスをしたりお手本を見せたりなど、安全に活動ができるようなサポートが必要です。

 

給食当番制を導入

 

 

給食がある保育園では、子どもたちに交代で給食当番になってもらい、配膳やメニューの紹介、片付けの体験をしてもらうのもおすすめです。

見落としがちですが、配膳や片付けも食事作りの一部です。

食べ物に関して学ぶことはもちろん大切ですが、「食」に携わる「人」に対して興味をもつきっかけを作ることも、食育の大切な役割です。

 

さいごに

 

今回は、保育園で食育を行うねらいや方法についてご紹介しました。食育は、子どもたちの健康や命につながる、大切な教育です。食育を保育園だけで取り組むのではなく、家庭や地域とも連携して教育ができると、子どもたちは、より学びが深まります。ぜひ今回の記事を参考に、保育園で食育に取り組んでみてはいかがでしょうか。