2021/10/14/(木)
- 教育
みなさんこんにちは、大阪(船場・梅田・上新庄)西宮北口にある、マザーシップ保育園です。
食育の一環として、野菜栽培を取り入れている保育園が増えてきています。
自分たちで栽培した野菜を収穫して食べることは、子どもたちにとって、貴重で楽しい経験になるでしょう。
今回の記事を読むと、以下のことがわかります。
・保育園で野菜栽培を取り入れるねらい
・簡単に育てられる野菜
今回は、保育園で野菜を栽培するねらいや育てやすい野菜についてご紹介します。
保育園で野菜栽培を取り入れるねらい
保育園での野菜栽培は、子どもたちが植物とふれあい、豊かな心を育むことを目的としています。
保育に野菜栽培を取り入れるねらいは次の3つです。
・植物の成長を楽しむ
・命の大切さを知る
・「食」への興味関心をうながす
自分たちでお世話をしたり、いつも調理された状態でしか見ない野菜がどういう過程で育っていくのか知ったうえで、一生懸命野菜を育てた「人」がいるのだと気づいたりなど、野菜栽培は子どもたちにとって発見と気づきの連続です。
収穫した野菜は、みんなで一緒に食べることで、喜びは一層大きくなります。
保育園で育てやすい野菜
時間や手間のかかる野菜栽培ですが、比較的丈夫で育てやすい野菜もあります。保育園で育てるのにおすすめの野菜は、次の5つです。
・キュウリ
・ピーマン
・ナス
・オクラ
・ミニトマト
それでは、一つ一つ見ていきましょう!
キュウリ
キュウリは、種まきから約2ヵ月と早く収穫ができ、プランター栽培も可能です。
キュウリの収穫だけでなく、黄色い小さな花の観察も、子どもたちは興味津々になるでしょう。
また、調理が簡単なのも、キュウリ栽培がよく選ばれている理由の一つです。
ピーマン
ピーマンは、種まきからだと約3~4ヵ月と収穫まで時間がかかってしまうため、約1ヵ月で収穫できる苗からの栽培がおすすめです。
一つの苗からたくさんのピーマンが収穫できる点が、おすすめポイント。
ピーマンは、苦手な子どもが多い野菜ですよね。
自分たちで育てることで、苦手克服のきっかけになるかもしれません。
ナス
ナスもピーマンと同じく、種まきから始めると収穫までに時間がかかってしまうので、約1ヵ月半で収穫できる苗から栽培することをおすすめします。
ナスと同じ紫色の花が咲くので、子どもたちと一緒に観察してみましょう。
ナスが苦手な子どもたちも、愛情をこめて育てることで、興味を持ち始めるかもしれません。
オクラ
オクラは、種まきから約1ヵ月と早く収穫ができるのが魅力です。
春に種を植えると、秋頃まで長く収穫を楽しむことができます。
他の野菜に比べると種が大きく、子どもたちが扱いやすいのもオクラ栽培のおすすめポイントです。
ミニトマト
ミニトマトは、4~5月頃に種まきを行い、8~9月頃に収穫することができます。
長期で水やりや温度管理などを行うことが難しい場合は、苗から育てるのもおすすめです。
ミニトマトは、収穫したらそのまま食べることもでき、調理の必要がないのもうれしいポイント。
一つの苗からたくさん収穫することは難しいので、多めに苗を用意しておくことをおすすめします。
さいごに
今回は、保育園で野菜を栽培するねらいや育てやすい野菜についてご紹介しました。自分で種を植え、水をやり、花や実が大きくなる過程を観察し、収穫して食べる一連の経験は、子どもたちにとって貴重な経験になるでしょう。食育活動の一つとして、子どもたちと一緒に野菜栽培を始めてみてはいかがでしょうか。