みなさんこんにちは、マザーシップ保育園です。

 

私たちの保育理念、教育の原点は、赤ちゃん、こども一人ひとりに「あたたかい心」を育むというスローガンのもと、「あたたかい心を育てる運動」にあります。

 

また、数年前よりアートセラピーの一つである臨床美術を取り入れ、豊かな感覚、感性を育てる教育にも力を入れています。

今回はこの臨床美術について、ご紹介したいと思います。

 

臨床美術とは

「臨床美術ってなに?」

一般の方はもちろん、保育関連のお仕事をされている方でさえ、こう思う方が多いのではないでしょうか?

 

臨床美術とは、絵やオブジェなどの作品を楽しみながら作ることによって脳を活性化させ、高齢者の介護予防や認知症の予防・症状改善、働く人のストレス緩和、子どもの感性教育などに効果が期待できる芸術療法(アートセラピー)のひとつです。

 

ここからわかるように、臨床美術はなにも保育や子どもだけの考え方ではありません。

「人に寄り添うアート」とも呼ばれる臨床美術のこのメソッドは、互いの個性を認め合うということを大切にしていて、他者との関係性を育む上でも大変有用であると我々は期待を寄せています。

 

臨床美術の魅力

臨床美術には様々な魅力がありますが、今回はその魅力を少しだけご紹介します。

 

年齢、性別などに関係なく楽しめる

臨床美術は、1996年に医師、美術家、ファミリーケア・アドバイザーがチームとなって研究をスタートしましたが、長年の研究を通して、美術が苦手な人でも自然と楽しむことができ、その人ならではの表現ができるよう多くの工夫がされています。

 

作品が残る

臨床美術は、創作活動を通じたアートセラピーです。

そのため、作品が手元に残ることもまた、魅力のひとつです。

 

褒めて、褒められる環境に身を置くことができる

先程お伝えしたように、臨床美術は「人に寄り添うアート」であり、他社の個性を認め、また自分も認められるという体験ができます。

他社に褒められる、認められることにより自信が生まれ、その結果積極性や自主性を育むことにつながります。

 

さいごに

創設以来マザーシップ保育園で培われたきた力とは、問題が起きた時こそ「育児の原理」「母学」を通して人の育ちとは何か、あたりまえの原則に立ち返り、保育士と学び続けることにあると思います。

これからも子育てに悩むお母様、お父様がたの力になり、未来を生きる子どもたちの「生きる力」を育むことに力を尽くして参ります。